美容オイルの選び方・化粧品編

精製or未精製? 用途によって使い分けよう!オーガニック美容オイルの選び方

オーガニック美容オイルを選ぶ上で一つの目安になるのが、そのオイルが精製されているのか、それとも未精製なのか?というポイントです。この記事では、精製・未精製の違いや、用途に応じた上手な選び方をお伝えします。

オーガニック美容オイルなら未精製のオイルのほうが精製されているオイルよりも良い?

オーガニック美容オイルの場合、精製されているオイルよりも未精製のものの方が、希少な成分が残存しているため成分的に栄養価が高く美容効果も高い、と言われています。しかし、実際には何がどのように違うのでしょうか? また、本当に未精製のオイルの方が生成されたオイルよりも「良い」というのは本当なのでしょうか?

月桃など沖縄の素材を元にエコサート認証コスメを製造している沖縄オーガニックコスメの琉白(るはく)から、精製・未精製オイルの違い関するメルマガが来ました。
その内容に基づき、美容オイルの未精製・精製の違いとそれぞれのメリットデメリットについてお話ししたいと思います。

結論から言うと、精製オイルも未精製オイルも、それぞれ用途に応じた価値と意味があり、メリット・デメリットがあります。そのため、単純に精製オイルよりも未精製オイルの方が良い、とは言えないのです。

オーガニック美容オイルの精製と未精製の違いとは?

さて、オーガニック美容オイルが「未精製」なのか「精製」なのを分ける基準となるのが「抽出法」になります。

未精製オイルと精製オイルでは、原料からオイルになるまでの工程が全然違っており、最終的に各オイルに含まれる成分も全然違うものになります。つまり、同じ「オリーブオイル」「アルガンオイル」「ホホバオイル」と言っても、精製か未精製かで含まれる成分が違うということです。

未精製オイルの製法とメリット・デメリット

オーガニックコスメでよく見かける未精製オイルの場合、オイルを製造する工程はとてもシンプルで、非常に繊細にかつ丁寧に扱われてオイル化されます。

若干の違いありますが、未精製オイルの場合はおよそ以下の工程を経て製造されます:

  1. 洗浄:水で、ゴミを洗い流す
  2. 粉砕・圧搾:機械ですりつぶす
  3. 遠心分離:油と水、固形物を分離する
  4. ろ過:フィルターを通して濾す

このように、未精製オイルの製造方法は熱を加えないため、コールドプレス法や低温圧搾法などと呼ばれます。未精製オイルのメリットはなんといっても、ビタミン、レシチン、芳香物質、油脂微量成分など、熱に弱い繊細な栄養素や香り成分がオイルに残るという点です。

デメリットとしては、とても酸化しやすいということ。そのため、オーガニックコスメの美容オイルは一般に、開封後数か月以内が消費期限です。また、植物が育つ土壌や収穫年によって品質が大きく左右され安定しないのも欠点です。また、手間暇と時間をかける割に精製オイルよりも収量が少ないので価格が高いのも特徴です。

精製オイルの製法とメリット・デメリット

これに対して精製オイルの場合、オイル製造の工程はとても複雑です。そのため、基本的に大規模な工場で機械化による大量生産をしないといけません。その代わり、最後の1滴までオイルを搾り取ることができる上に、時に品質の劣化につながる匂いや色調のゆらぎなどを徹底的に排除することができ、いつも一定の品質をキープすることができます。

精製オイルは、おおむね以下の工程を経て製造されます:

  1. 洗浄
  2. 粉砕
  3. 圧搾:油が出やすいように高温加熱、摩擦を加える
  4. ヘキサン溶剤抽出:さらに蒸気を加え、搾り出す
  5. 蒸留:有毒な溶剤を除去
  6. 脱ガム・脱酸
  7. 脱色・脱臭
  8. 場合によって着色・ビタミン添加

精製オイルのメリットは、なんといっても安価であること。そして、元々品質が安定している上に、酸化しづらいので長期間使用可能です。

デメリットとしては、熱を加えて作られているので、オーガニックコスメ的に価値があるとみなされる熱に弱い油脂微量成分(ビタミン等)が含まれていないということです。さらに、ヘキサン溶剤他、体に害のある溶剤や添加剤がキャリーオーバー成分としてオイル中に残存してしまうということです。

本当に、オーガニック的に精製オイルはNG?

このように見ていくと、やはりオーガニック的な価値観から見ると精製オイルはNGなのではないかと思ってしまいます。

しかし、精製オイルのすべてが上記のような特徴になっているわけではありません。

実は、良く調べていくと、溶剤などで化学系成分を使用していない特殊な方法で作られた精製オイルもあります。そのため、精製オイル=ケミカルなキャリーオーバー成分が残っているとは一概に決められないのです。

上述したように、未精製オイルは酸化しやすいので夏場に使うとオイル焼けの可能性もあります。そのような場合にはやはり精製オイルを使用しないといけないということも覚えておいた方がいいポイントでしょう。

そして、未精製オイルにはすでにその植物独特の香りやにおいがついていることが多いので、香りを楽しむためのキャリアオイル的な使い方をしたい場合、他のコスメと香りが混じらないようにしたい場合には精製オイルがおすすめです。

さらに言うと、未精製オイルは成分が豊富に含まれるがゆえに、肌が弱い人やアレルギー体質の人は、未精製オイルの中に含まれている何かの成分が合わずアレルギー反応を起こしたりするケースもあるようです。

このように見ていくと、精製オイルは劣るものだ、オーガニック的にはNGだとは一概に言えないとわかります。

当サイトおすすめの精製されたオーガニック美容オイル

オーガニック美容オイル・植物オイルは8~9割が未精製オイルですが、中には製法的にもとても気をつけて作られており、ケミカルなキャリーオーバー成分の心配のない精製されたオーガニック美容オイルも存在します。

以下、当サイトの管理人が実際に使用した精製されたオーガニック美容オイルをご紹介していきます。

Virche(ヴァーチェ) マルラオイル

ミネラルファンデーションで有名なエトヴォスの姉妹ブランド・ヴァーチェから発売されているマルラオイルは、アルガンオイルを超えるともいわれている栄養素を含むマルラの木の実からとれるオイルです。

海外製のマルラオイルとして未精製のものが以前から販売されています(未精製のマルラオイルについてはこちらの記事に書いています)。しかし、ヴァーチェのマルラオイルは純度の高い精製を行った100%オーガニックの精製オイルなのです。

ヴァーチェ マルラオイルの詳細を見る

マルラの木になるマルラの実は、古来から、アフリカ伝統医学ではヤケドや妊娠線予防に重宝され、家庭では美容オイルやベビーオイルなどにも使われています。

また、マルラはオイルとして活用されるだけではなく、その「実」をジャム、ゼリーなどにして食べられているのですが、非常に栄養分が豊富です。そのため、未精製のマルラオイルは酸化しやすく品質が安定しないそうです。

そこで、ヴァーチェでは、マルラオイルの栄養素を生かすシンプルな圧縮と濾過技術により抽出し、そこから不純物を取り除き高い精製度で製品化しています。そのため、上述したような精製オイルにまつわるキャリーオーバー成分の懸念はありません。また、大量生産はせず小ロットで生産しネットで限定販売することで、在庫を大量におかずつねに鮮度の良い状態で届けるようにしているそうです。

ヴァーチェではマルラオイルのまとめ売りはおすすめしていません。マルラオイル愛用者の方は、小ロットで生産した鮮度の高いものが届く定期コース(予約販売)を利用しているそうです。

ヴァーチェ マルラオイルの詳細を見る
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無添加工房OKADA 岡田美容オイル(オリーブオイル)

厳密にはオイルではなく、オイルをさらに精製したオリーブスクワランですが、無添加工房OKADAさんの岡田美容オイルも精製された美容オイルとしておすすめします。こちらのオリーブスクワランは、オリーブの実1万個分から採れる貴重なスクワランのみを使ったオイルです。

厳密にはこのオリーブはオーガニックではないのですが、品質が良いためオーガニック美容家小松和子さん&勝田小百合さん著の「真実のナチュラルコスメ読本」にも掲載されています。


※上記写真はトライアルセットの中のオリーブスクワランです。

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なお、無添加工房OKADAは単なる「無添加」ではなく(当サイトの化粧品の「オーガニック」の基準についての記事でご説明した無添加化粧品の意味ではなく)「納得無添加」という自社基準があります。

その「納得無添加」とは添加物を一切使用しないことだそうです。これは、当然精製の際に残る溶剤などのキャリーオーバー成分がないことも意味しています。

無添加工房OKADAの原料は、キャリーオーバーまで厳重に調べ防腐剤などの残留のない安全なものだけを使用しているそうなので、精製オイルですが安心して使えると言えるでしょう。

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まとめ:精製されたオイルは未精製オイルに劣るわけではない。キャリーオーバー成分がない精製オイルもある。精製オイルがおすすめの3つのケース!

ヴァーチェのマルラオイルもオリーブスクワランの岡田美容オイルも精製オイルですが、キャリーオーバー成分がなく、いわゆるケミカルな成分が残留していません。こういった精製されたオーガニック美容オイルも存在しています。

そして、このような精製オイルは以下の3つのケースでおすすめです。

  1. 精製後に抽出された特定成分単体の活力を活かしたいとき
  2. オイル自体の独特の香りを避けたいor精油を入れるキャリアオイルとして使いたいとき
  3. 敏感肌で肌が弱い人でアレルギーを避けたいとき

まず、精製オイルの場合、未精製のものとは異なり特定成分だけを抽出したりすることができるので、精製オイルはその成分単体の活力を活かしたいときにはおすすめです。

また、植物オイルが未精製の場合独特の香りがついていることがありますが、そうした香りを避けたい方や、自分用に精油などを入れてカスタマイズするキャリアオイルとして使いたい方には精製オイルが向いています。

さらに、敏感肌で肌が弱い人は、何かの成分に反応してアレルギーが出たりしますので、複雑にいろいろな成分が入っているものではなく、ピュアでシンプルなものの方が肌にとっては負担が少ないケースもあります。

このように、ケースバイケースでオーガニックの未精製オイルとケミカルフリーな製法で作られた精製オイルをそれぞれ活用していくとよいのではないでしょうか。精製オイルは未精製オイルに決して「劣る」わけではありません。用途によって両者を使い分けることがおすすめです。

この記事で紹介した商品一覧

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